初めての海外取引チェックリスト|登録不要・無料公開
海外企業から届いた契約書。「商談では合意しているし、このままサインしてよいだろうか」と迷うことはありませんか。
次の項目について、契約書や見積書、注文書を見ながら確認してみてください。分からない項目があれば、相手方への確認や専門家への相談が必要かを考える手がかりになります。
取引の相手と内容
□ 契約する会社が、どの会社か確認できていますか?
会社の正式名称と所在地を確認しましょう。商談相手、契約書に記載された会社、請求先・振込先が異なる場合は、その理由も確認します。
□ 提供するもの・してもらうことが、具体的に書かれていますか?
商品やサービスの内容、数量、品質、納期、作業範囲などについて、商談での認識と契約書の記載が一致しているか確認しましょう。
□ 口頭やメールで約束した重要な条件が、契約書にも反映されていますか?
値引き、追加対応、納期の猶予など、判断の前提となった約束が抜けていないか確認しましょう。契約書から参照される別紙やオンライン規約にも目を通します。
お金とトラブル時の負担
□ いつ、いくら、どの通貨で支払う・受け取るか分かりますか?
支払期限だけでなく、検収などの支払条件、送金手数料や税金の負担も確認しましょう。前払いや後払いの場合は、商品が届かない、代金が入らない場合への備えも考えます。
□ 納品の遅れや不具合があった場合、どう対応するか分かりますか?
修理、交換、やり直し、返金など、誰がどこまで対応するのか、追加費用を誰が負担するのかを確認しましょう。
□ 自社が負担する損害賠償や補償の範囲を確認できていますか?
負担額の上限があるか、上限が適用されない場合があるかを探してみてください。見つからない、意味が読み取れない場合は、その箇所が相談の対象になります。
契約中・契約終了後の制約
□ 他社との取引や、自社の事業活動を制限する条件はありませんか?
独占販売、競合との取引禁止、最低購入数量などを確認しましょう。条件を守れるかに加え、今後の事業の選択肢を狭めないかも考えます。
□ 資料・技術・成果物を、誰がどこまで使えるか分かりますか?
自社の既存資料やノウハウを相手が利用できる範囲、作成した成果物の権利、秘密情報の取扱いを確認しましょう。顧客情報などを共有する場合は、その条件も確認します。
□ 取引をやめたいときの手続と費用が分かりますか?
契約期間、自動更新、解約の通知期限、途中解約の条件を確認しましょう。終了時の精算や、終了後も続く義務にも注意します。
□ 意見が対立した場合、どこで、どのように解決する契約か分かりますか?
どの国・地域の法律を使うか、裁判か仲裁か、どこで手続を行うかを確認しましょう。海外での対応が必要な場合は、費用や負担も検討材料になります。
確認してみて、迷う項目があったら
チェックが付かない項目があるだけで、その契約を断念する必要があるわけではありません。取引の内容や金額、相手方との関係によって、優先して対応すべき点は変わります。
田村法律事務所では、英文契約書と取引の背景を確認し、修正を提案したい点、相手方に確認したい点、事業上の判断が必要な点を整理します。
ご相談の際は、契約の種類、取引の概要、ご希望の回答期限、特に気になっていることをお知らせください。初回相談は無料です。契約書の具体的なレビュー・修正等は、ご依頼前に対応範囲と費用をご案内します。
製造業の輸出取引のケース:英文契約で確認したい「責任の範囲」
※このチェックリストは、取引条件を確認するための一般的な手がかりです。すべての項目を確認できても、契約の安全性や法的な有効性を保証するものではありません。取引固有の規制や外国法の調査等が必要な場合は、対応範囲を別途ご相談します。